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四国・美馬 家庭医療後期研修プログラム(日本プライマリ・ケア連合学会仮認定)

※2014年1月21日 現在の内容です

プログラム内容待遇プログラム終了後のコース

プログラム内容

Tプログラムの名称

四国・美馬 家庭医療後期研修プログラム

Uはじめに

このページをご覧になる方は、おそらく、初期研修が終了し、これから後期研修を控え、大病院での研修にも興味はあるけれども、地域医療・総合診療医・家庭医などにより関心がある方であろうかと思います。自分は、まだ、地域医療の現場で働くには未熟ではないか、また、もう少し症例の多い大きな病院での研修が先に必要ではないかと悩まれている方も多いかと思います。つるぎ町立半田病院・木屋平診療所では、そんな先生方に、ベテランの医師がしっかりサポートしながら、地域の住民や医療機関が必要としている家庭医・総合診療医になっていただくためのプログラムを作成いたしました。

プログラムは、主に病院で勤務しながら、へき地の診療所及び老健施設との間を行き来しつつ、総合診療に必要な能力を修練できるシステムになっています。主に勤務して頂く半田病院は、日常的に、専門科に関わらず医師が互いに相談し合いながら診療を進めていく、気さくで温かい雰囲気の病院です。いつでも先輩医師に相談して、地域医療に最低限必要である内科・外科・産婦人科・小児科・泌尿器科(血液浄化を含む)・放射線科の常勤医師、眼科・耳鼻科・整形外科の非常勤医師からの指導を受けることができます。へき地の診療所は、1日単位、3ヶ月単位の勤務を繰り返し行うプログラムになっています。その時々で得られた気づきや疑問について、その場で診療所に勤務する医師に相談できるだけでなく、半田病院の医師にも専門家としての意見を求めることができます。さらに、へき地での勤務の後、現地で必要と感じた知識や技術を習得するために半田病院での研修方法に工夫を加えることができます。このように、地域医療の最前線で活動している、さまざまな分野の医師・医療従事者が研修をサポートする体制を取っています。

また、今回、日本プライマリ・ケア連合学会が提示した新しい家庭医療専門医の研修プログラムVer2の規定に合致するべく、救急科研修として、ドクターヘリも常駐している徳島県立中央病院での3か月の救急科研修も組み入れています。
今、地方切捨て、格差社会がもたらした弊害は、地域医療にも大きな影を落としています。地域医療の現場は、非常に深刻な医師不足に悩まされ、重大な医療格差を生んでいます。若い医師たちが、地域医療の現場で役立つ医師を目指すようになれば、医師不足の大部分は解決すると思います。一緒に、地域医療の現場で働いてみませんか?

V対象

後期研修プログラム研修医(および、地域医療に興味をお持ちの先生方すべて)

W修了年限:3年

本プログラムは、地元・徳島大学・徳島県立中央病院と連携しており、プログラム終了後は地域医療・総合診療医との関係が深い科に進むこともできます。

具体例として、徳島大学大学院総合診療医学分野や徳島県立中央病院総合診療科へ進み、さらに病院総合診療医としての研修(徳島大学病院・総合診療医学分野の関連病院・等)を続けることができます。また、当院で研修した消化器内科治療・内視鏡の技術をさらに深めるために、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部消化器内科学分野へ進み、さらに消化器内科としての研修(大学病院・消化器内科学教室の関連病院・等)を続けることもできます。それから、総合診療医の必須の技能として必要な小児科の分野をさらに深めるため、同じく、徳島大学の小児医学分野へ進むことも可能です(表2)。
また、にし阿波3病院連携医師研修プログラム(案)の中に4年目でさらに、外傷外科などのER治療の研修をするコ―スに参加することも可能です(表3)。

X研修のゴール

当プログラムを終了した医師は、地域住民と患者のニーズに的確に応え、合理的で温かな、信頼される保健医療サービスを自ら提供できるようになり、介護や福祉・産業振興・文化まで含めた幅広い分野の人々と協働できる医師となること。

 

Y研修目標

1.診療
・ へき地診療所で外来診療を自立しておこなうことができる
・ 地域病院で救急当直を自立しておこなうことができる
・ 地域で求められる検査(上部・下部消化管内視鏡、腹部・心臓超音波、等)を自立しておこなうことができる。
・ 地域病院で病棟管理を自立しておこなうことができる。
・ へき地診療所・地域病院で短期の代診業務ができる。
・ 患者、家族、地域を視点としたアプローチができる。

2. 地域包括ケア
・ 地域の保健・福祉・介護の資源を適切にコーディネートし、地域医療を担うチームの一員として医療を提供することができる。
・ 職員と良好な人間関係を構築できる。
・ 地域保健について、評価、支援、実践することができる。
・ 福祉分野と連携できる知識・行動力を身につける。
・ 介護分野と連携できる知識・行動力を身につける。
・ その地域の地域診断ができる。
・ 他の医療機関と適切に連携をとることができる。
・ 地域住民と交流する機会をもち、パートナーシップを築くことができる。

3. マネージメント
・ 医療経済の視点を持って診療所を運営できる。
・ 職員と良好な人間関係を構築できる。

4. 生涯教育・リサーチ
・ 自己評価、同僚評価、外部評価を受け入れ、継続的学習をすることができる。
・ 地域で求められることを後輩・他職種にわかりやすく教えることができる。
・ 地域の問題点を的確に把握し、問題解決のために具体的な事業計画を立てることができる。
・ 地域を舞台とした研究計画を立案・実行し、発表・投稿することができる。

5.私生活
・ 地域での生活を楽しむことが出来る。
・ 医療を継続して提供するために、安定した生活を営むことが出来る。
・ 自己のマネージメントが出来る。

Z資源

(1)指導者

  1. 内科5名:日本内科学会内科認定医・総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・死体解剖資格認定・日本癌治療学会認定医・日本癌検診学会認定医・日本DMAT隊員・ケアマネージャー資格・ICLS provider
  2. 外科2名:日本外科学会専門医・日本消化器外科学会認定医・検診マンモグラフィー読影認定医師・地域包括医療・ケア認定医
  3. 小児科1名+非常勤医師1名:小児科学会専門医・日本小児神経学会専門医・日本小児精神神経学会認定医・日本小児科医会(子どもの心)相談医・PALS provider・新生児蘇生法インストラクター・日本血液学会専門医
  4. 産婦人科4名:日本産婦人科学会専門医・母体保護法指定医・地域包括医療・ケア認定医
  5. 泌尿器科2名:日本泌尿器科学会指導医・日本透析医学会専門医・日本小児泌尿器科学会専門医・産業医・地域包括医療・ケア認定医
  6. 放射線科1名:米国放射線診断医・徳島大学名誉教授・日本放射線科専門医・臨床修練指導医・日本核医学専門医・PET核医学認定医
  7. 総合医(木屋平診療所所長)1名:日本プライマリ・ケア連合学会 研修指導医・日本医師会認定産業医
  8. 救急科(徳島県立中央病院)2名:日本プライマリ・ケア連合学会 認定医
    他、つるぎ町立半田病院および関連施設における非常勤医師(整形外科・耳鼻科・眼科・内科・等)

(2)研修施設

<A>つるぎ町立半田病院
 (内科・外科・産婦人科・小児科・泌尿器科・放射線科の常勤医と整形外科・耳鼻科・眼科のパート医。120床)
(1) 施設認定:
1. 内科:日本消化器病学会関連施設 日本消化器内視鏡学会指導施設 、日本がん治療認定医機構 認定研修施設
2. 外科 日本外科学会外科専門医制度関連施設
3. 産婦人科:日本産婦人科学会連携型専攻医指導施設
4. 泌尿器科:日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医教育施設・日本透析医学会教育関連施設
5. 災害拠点病院:DMAT配備。美馬エリアの災害コーディネーター(内科医師・DMAT隊員)常駐。

<B>徳島県立中央病院 救命救急センター

<C>診療所
 (いずれも半田病院まで1時間前後です。)
(1) 美馬市国民健康保険木屋平(こやだいら)診療所:夜間も救急患者が訪れますし、訪問診療や、地域に根差した医療が体験できます。
(2) 同 口山(くちやま)診療所(穴吹町)
(3) 同 古宮(ふるみや)診療所(穴吹町)
(4) 多田クリニック 八千代(やちよ)診療所(美馬郡つるぎ町)

<D>特別養護老人ホーム 美馬郡つるぎ町内 うらら荘

[研修スケジュール

表1 研修スケジュール概要

1年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
必修:内科(半田病院:消化器内科・呼吸器内科・循環器内科・腎センター) 必修:小児科
(半田病院)
必修:救急科
(徳島県立中央病院)
2年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
総合診療研修II(病院総合診療部門):半田病院(一般内科)+領域別研修:検査科(エコー・内視鏡を中心に)+近隣特養施設(うらら荘)・A 群診療所研修 領域別研修:外科 半田病院 領域別研修:婦人科 半田病院 領域別研修:泌尿器科・整形外科・耳鼻科・眼科 半田病院
3年目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
総合診療研修II:半田病院(一般内科)+領域別研修:リハビリ科+近隣特養施設・A群診療所研修 木屋平診療所:総合診療研修I(半田病院小児科での小児診療研修週1日を含む) 総合診療研修II:半田病院(一般内科)+領域別研修:放射線科+近隣特養施設・A群診療所研修 木屋平診療所:総合診療研修I(半田病院小児科での小児診療研修週1日を含む) 総合診療研修II(病院総合診療部門):半田病院(一般内科)+近隣特養施設・A群診療所研修

* A群診療所(常駐医師のいない診療所):多田クリニック八千代診療所、美馬市国民健康保険口山診療所、美馬市国民健康保険古宮診療所
* 近隣特養施設:うらら荘(つるぎ町内にある近隣特養施設です。)

\評価と修了認定

評価担当者 
つるぎ町立半田病院 中園雅彦・木屋平診療所 藤原真治・徳島県立中央病院 三村誠二
プログラム責任者
木屋平診療所 藤原真治:日本プライマリ・ケア連合学会 研修指導医

]このプログラムの特徴・その他

病院勤務しながら診療所での医療も経験できるプログラムです。基本的には、つるぎ町立半田病院総合診療科医師としての所属となります。特別養護老人ホームでの診療も経験できます。

また、出前座談会(医療に関しての小規模の住民相談会)や物忘れトーク(認知症についての市民講座)、病院フェスティバルなどを行い地域の人たちとのふれあいも行っております。

お問い合わせ先

問い合わせ先:y-sutou@handa-hospital.jp

  • ごあいさつ
  • 基本理念

 

人間ドック・健康診断

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