杉本尊史先生 ザンビアでの活動報告会
6月13日 当院で産婦人科・新生児医療を研修し、TICOのスタッフとしてザンビアで保健医療支援活動をしている杉本尊史先生の活動報告会が当院大会議室で行われました。
5歳未満の子供の死亡は、日本では出生1000人に対して3人であるのに対して、ザンビアでは89人とその死亡率が高く、また妊産婦の死亡も、日本では出産10万件に対して5名であるのが、ザンビアでは440名も亡くなるとの報告がありました。子供の死亡原因のほとんどは感染症(肺炎・下痢・マラリア等)ですが、その背景には栄養や衛生、社会制度、インフラなどの問題があるとのことです。杉本先生がザンビアヘルスポストで主に健診に重点を置いた活動(特に出張乳幼児健診・妊婦健診)の重要性が大変よくわかりました。
当院も引き続き、杉本先生の活動を支援するべく、研修の受け入れ態勢を整えていく予定です。
また、次の報告会を楽しみにしています。
(文 須藤泰史 病院長)