地域包括ケア病床開設のご案内
地域包括ケア病床とは
急性期の病院では治療が終了すると退院となりますが、すぐに在宅療養や施設へ移行すること(在宅復帰)に不安のある患者さまに対して、在宅復帰を目的とした支援や医療の提供を行う病床です。
退院支援計画書に基づき、主治医、看護師、専従の理学療法士、社会福祉士などの多職種が連携して、在宅復帰に向けた相談、準備、支援等を行っていきます。
対象となる患者さま
- 自宅あるいは居住系介護施設等(※)に退院予定の患者さま
- 急性期治療が終了し、在宅復帰に向けてリハビリや経過観察が必要な患者さま
- 在宅復帰に向けて居住環境などにもう少し準備が必要な患者さま
- 自宅や施設等から入院され、集中治療は必要ないが入院が必要な患者さま
主治医から患者さまやご家族に対し提案させていただき、了承いただけた場合、地域包括ケア病床へ転床・入院していただくことになります。
患者さまの状態に応じ入院期間は調整いたしますが、最大入院期間は60日が限度となります。
※対象となる居住系介護施設等
特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウス、グループホーム、軽費老人ホームなど
患者さまの流れ (参考)
入院費について
地域包括ケア病床へ入院された場合、入院費の計算方法は「地域包括ケア入院医療管理料1」を算定いたします。一般的な投薬、注射、簡単な処置、検査、レントゲン撮影などほとんどの費用が含まれています。(一部例外があります。詳しくは入院係までお問い合わせください。)
※平成28年4月の診療報酬改正に伴い、手術及び麻酔に係る費用、別に厚生労働大臣が定める除外薬剤・注射薬については出来高算定となりました。
一般病床と同様で負担上限は変わりません。
尚、集中的な治療や高額な医薬品の投与、特殊な検査には対応しておりません。
病状の変化があった場合
地域包括ケア病床に入院後、病状の変化のため、主治医の判断により集中的な治療が必要と判断された場合は、急性期病床へお部屋を移動していただく場合があります。
この場合、個室を希望される場合は差額ベッド料金(個室料)が必要となります。
退院支援について
地域包括ケア病床に入院された患者さまの退院支援のために、患者サポート相談窓口及び地域医療連携室を外来に設置し、退院支援を行う専門の看護師、社会福祉士を配置しております。
院内での多職種による連携をはじめ、地域包括支援センター、社会福祉協議会、訪問看護ステーション、保健センター、近隣施設などとも連携し、在宅移行後の患者さまが安心・安全に地域で生活を送っていただけるよう退院支援を行っております。
お問い合わせ先
つるぎ町立半田病院 患者サポート相談室
TEL 0883-64-3145(代表)
FAX 0883-55-4035