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地域の未来を托す子供達に向けて(中学生・高校生の病院実習)

2017年も夏休みに入って早々に、中学生と高校生の病院実習を受け入れました。中学生は将来の進路を選択していく上で、当院での多くの部署でそれぞれの専門職の指導を、目を輝かせて聞いていました。

今年も各部門は快く受け入れてくれ、実習生のために準備してくれた資料や道具を使って、熱心に指導してくれていました。今回の中学生は皆が病院での仕事を希望していたことも
あり、真剣に訊いている姿勢が新鮮でした。「頑張ってね。是非半田病院に就職してね」と、実習場所で多くのスタッフに声を掛けてもらって喜んでいました。

反省会では、「職員の方が患者さんに優しく声を掛けていたのがすごく印象に残りました。半田病院は優しい人ばかりですね」と言ってくれました。多くの病院スタッフが接遇を心得ていることを誇らしく感じ、学生がそれに気付いてくれてことが嬉しく感じました。

また「滅多に体験できないような貴重な体験をさせてもらうことができて嬉しかった。自分の進路を考える上で大きな意味がある実習だったと思います」と、とても喜んでもらうこともできました。


高校生のふれあい看護体験では、参加者の多くが看護師や助産師の道に進みたいと希望している生徒でしたので、グループごとに指導の看護師を付けて、様々な看護体験をしてもらいました。「必ず看護師になります」と力強く答えてくれた人もいて頼もしく感じ、また我々もやりがいを得ることができました。

3年前の中学の職場体験時には、病院で働く仕事は希望していなかった子を、今回高校生として再び迎えると、「中学生の時の当院での体験を経て、助産師になりたいと考えるようになって、今勉強頑張っています」と話してくれました。

徐々に衰退してきている地域で、将来子供達が夢を抱いて就職し住み続けてもらえるようにと願い、頑張って 指導している我々には嬉しい話で、自分達も新鮮な気持ちとなり、初心を思い出すいい機会にもなっています。

9月には四国大学との共催で、小学生のキッズナース事業も予定しています。小さい頃から病院や地域の魅力を知ってもらおうとする事業です。半田病院が地域の活性化に向けて取り組む事業の一つでもある数々の病院実習に、毎年どの部署も忙しい業務の中において、貴重な時間を割いて指導してもらっていることを有り難く思っております。

また半田病院では、助産師が中心となって中学校、小学校に出向き「いのちの授業」を行い、命の大切さや思いやりの心、親への感謝の気持ちなど教えて好評を得ており、この取り組みは今後も広げていきたいと考えています。

少し先の話ですが、将来当院での実習を体験した子供達やいのちの授業を聞いた子供達がやさしく育ち、半田病院や地域で住民の医療や生活を守ってくれることを期待しましょう。

つるぎ町立 半田病院
看護部長  長尾 春美

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