病院長あいさつ “石の上にも3年が過ぎて…

病院長 須藤 泰史

2014年9月に第10代半田病院・病院長に就任後、無事、3年が終了しました。昨年のごあいさつで申しました“石の上にも3年・・”が過ぎました。それで今、どうかと改めて考えてみるに、“いろいろと病院内外の厳しい状況にも慣れて(!?)、次へのステップを踏み出したい”と考えている今日この頃であります。

さて、今年のごあいさつには、何をおいても、来年2月に控える“病院機能評価の認定の更新”に触れなければいけないと思います。これに向けて、昨年12月より、病院スタッフと共に、日々、いろいろと病院内の改革に取り組んでおります。当院は、人口1万に満たない町の町立病院でありながら、その病院の規模を上回る機能(災害拠点病院(DMAT指定病院)、救急医療を担う病院(2次救急と小児輪番では、金土日月の週4日を担当)、そして、県西部唯一のお産ができる病院等々を求められています。それに見合う、病院の質の向上のために、今後も日々の努力が必要です。大変なことですが、今回、病院理念にも新しく記しましたように、“安心と信頼、そして 地域と共に歩む”心づもりで改革を進めたいと思っております。

僻地の公立の中小病院長というのは、“究極の雑用係である”とある方に言われたことがあります。病院内の改革を進めるには、それを言い出した責任と自覚をもって、まず、病院長が進めなければなりません(大病院のように、病院長付のスタッフがいるわけでもなく…また、それも、日々の臨床業務もこなしながら併せて行っていかなければなりません!!)。私事ですが、今年を入れて後10年で65歳(定年退職の年)となります。若い頃の10年はとても長く感じていましたが、ここ最近の10年はあっという間でした。後10年、再度、壮年の情熱に火をつけて、頑張ろうかと思っております。

来年は楽しいお話ができるように頑張りたいと思います。

これからもご支援・ご指導のほどよろしくお願い致します。

2016年9月吉日

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