地域医療研修中の夕食会前、脇町うだつの町並みを散策中
(左から 磯村祐太先生 私 松崎紗弥先生)

病院長あいさつ
“今年も徳島大学医学部地域枠医師が赴任してくれました!”

病院長 須藤 泰史

病院長に就任以来、毎年9月に“病院長あいさつ“を更新すると決めて、7回目のごあいさつとなります。

今年も、“徳島大学医学部の地域特別枠医師” その二期生である、放射線科の松崎紗弥先生が赴任してくれました!また、写真に写るもう一人の医師は、同じく地域特別枠医師の四期生になる磯村祐太先生です。彼は、卒後臨床研修期間中の地域医療研修を半田病院で受けることを希望し、一か月間当院で働いてくれました。彼も、将来は、また半田病院へ赴任することもあるかもしれません。

さて、今年報道された、“3次医療圏・2次医療圏の「医師偏在指標」厚生労働省 医師需給分科会 2019/2/18”では、徳島県は、全国8位(指標 265.9、平均 238.3、1位 東京都 329.0、最下位 新潟県 169.8)と医師が多い県に区分けされていますが、当院が所属する二次医療圏(徳島県西部)は、139.0で244位(徳島県東部 309.4 33位 南部 201.3 97位 最下位 秋田県 北秋田 69.6で335位)であり、徳島県内では、医師の偏在が顕著であるのが明らかとなっています。また同報告からは、全国的にも当県と同じように県都に医師が集中し、県内の他の二次医療圏では医師不足の状況であることもうかがえました。

徳島県は、少子高齢化・人口減少の全国先進県であり、これを克服する方法を見つけ出せば、全国に発信できると飯泉知事はおっしゃっています。同じように、徳島県内での医師の適正配置がうまくできれば、全国にも発信できる可能性があるのではと思います。

厳しい社会状況の中、半田病院も日々努力し続けますので、これからも皆様からのご支援・ご指導をどうぞよろしくお願い致します。

2019年9月吉日

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