半田病院研修記
掲載日:2016年1月8日
私は地域医療研修の一環として1か月の間、半田病院でお世話になりました。
内科志望の私は当初、内視鏡検査をたくさんすることだけを目的としていて、それ以外についてはあまり考えずに研修に臨もうとしていました。しかし、研修前に届いたプログラムは、内科・外科・泌尿器科・産婦人科・小児科、薬局や検査部、訪問看護に老健施設まで様々な医療の現場を体験できるというもので、私の考えは大きく変わりました。
実際に、研修中は自分が予想していなかった手技(オペ、縫合実習、産科の触診など)を多く体験することが出来ましたし、馴染みの薄かった分野(産婦・小児)で研修することで苦手意識が消え、知識のおさらいにもなりました。先生方は皆親切で、ヒヨッコの私に対して丁寧に指導してくださりました。研修医は私しかおらず、それぞれの先生方の専門知識を独り占めできたので、非常に贅沢だったと思います。また、担当患者を持ったときも、そばにいる先生が「どんな感じ?」と聞きに来てくれたので、質問しやすかったです。
もちろん、目的の内視鏡は十分させて頂きました。空いた時間には内視鏡センターに通い、実際の患者さんで上部下部内視鏡を施行し、大変勉強になりました。
仕事の後も、女子会や部活(テニス)、アスリート倶楽部、飲み会など様々なイベントに出席させていただき、半田病院での研修を十二分に満喫しました。こんなに充実した地域医療実習ができるとは思いませんでした。半田病院の皆さま、たいへんお世話になりました。
徳島大学病院 初期臨床研修医 1年目 中西 明奈