半田病院での研修
掲載日:2016年4月20日
徳島大学病院の地域医療研修として、須藤病院長のご厚意により2016年3月16日から2週間、つるぎ町立半田病院で研修させていただきました。
地域医療研修で半田病院を選ばせていただいたのは、地域医療学の谷教授に、「地域医療の醍醐味を全て味わえるところはどこですか?」とお聞きしたところ、「半田病院やね」と答えていただいたのがきっかけでした。
つるぎ町についてまず驚いたのは、その自然の美しさでした。北にそびえる三頭山はとても雄大で、川の水は透き通っており沖縄の海を思わせるコントラストが非常に綺麗でした。
研修内容は、内科、外科だけではなく、泌尿器科、産婦人科、小児科、放射線科を網羅的にみさせていただきました。放射線科の読影講義はまさに眼から鱗で非常に勉強になりましたし、産婦人科小児科では出産立会いや新生児の診察を教えていただきました。外科と泌尿器科では可能な限りの手術に参加させていただき、手取り足とり縫合の仕方や失敗する原因を丁寧に教えていただきました。内科では上部消化管内視鏡や、担当患者さんの検査と処置に参加させていただきました。時間外ではテニス、マラソン、軽音楽部、飲み会などに誘っていただき、2週間とても充実した研修生活を送れました。
教えていただけた先生方は他の病院で部長、教授クラスの先生方ばかりで、「診療の質と治療までの早さは一線級で、まさに達人が集まるからこそこの人数でやっていけている、梁山泊の様なところ」とおっしゃっていたのがとても印象的で、まさにその通りだということが研修中に実感できました。
2週間という短い期間でしたが、半田病院での経験を生かして今後の医療に取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中ご指導頂きました須藤病院長をはじめ半田病院の先生方、勤務内外ともに親しくしていただけたスタッフの方々、事務の方々にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
徳島大学病院 初期研修医 梶田敬介