令和元年度 災害医療机上訓練
令和元年12月1日(日)、当院大会議室にて令和元年度災害医療机上訓練が行われました。
この訓練は、美馬保健所主催による、台風による洪水・土砂災害・大規模停電を想定した机上訓練でした。近年、台風や集中豪雨による災害が全国的に頻発しており、それに伴う大規模停電など、災害時要配慮者への支援の充実が急がれている。災害時の対応能力を強化し、各関係者の顔の見える関係づくりと保健所及び各コーディネーターの初動について確認することを目的とした訓練であった。参加機関は、徳島県西部圏域の病院・薬局・警察・消防・行政(徳島県・美馬市・つるぎ町)・四国電力・NTTなど多職種の担当者が集まった。
訓練に先立ち、徳島大学総合診療医学分野助教の鈴記好博先生による特別講演として「豪雨災害及び大規模停電時の課題」と題し、西日本豪雨災害及び台風19号で甚大な浸水被害を受けた長野市での避難所運営支援活動が報告された。
机上訓練としては、県・町の担当より西部圏域における災害医療体制フロー図の確認、つるぎ町、美馬市のハザードマップの確認をした後、当院の河野医師進行による、水害時の西部医療圏の対応について、発生前から発災直後までのタイムラインに応じて、各機関それぞれの活動について確認した。
今後も、地域に密着した防災訓練に積極的に参加し、各関係機関と連携を図りながら、地域の防災力の向上に貢献していきたいと思います。